新規事業

拘束膨張試験
Restraint expansion test

膨張材を混和材として混入したコンクリートは、膨張コンクリートと呼ばれています。コンクリートは自己収縮等により収縮ひび割れを起こすことがありますが、膨張コンクリートは硬化時に体積膨張による応⼒が働くことで収縮による応⼒が軽減されるため、収縮ひび割れを防ぐことが可能です。
膨張コンクリートの品質確認としてJIS A 6202「コンクリート用膨張材」附属書B(参考)に、膨張コンクリートの拘束膨張及び収縮試験方法が規定されております。当該試験方法には2種類の試験方法があり、A法(膨張だけを対象とした試験方法)とB法(膨張及び収縮を対象とした試験方法)が規定されてます。

試験設備

  • 恒温恒湿室全景

    恒温恒湿室全景
  • 恒温恒湿制御装置

    恒温恒湿制御装置
  • 恒温恒湿室内

    恒温恒湿室内
  • 長さ変化試験装置

    長さ変化試験装置
  • 拘束膨張試験装置(右:A法・左:B法)

    恒温恒湿制御装置
  • 供試体保管状況

    全面積

充填効果の評価
Evaluation of filling effect

免震構造におけるベースプレートの下面と充填材充填用空間に充填される充填材との境界にできる空気溜まりや沈降により、充填が困難となることがよくあります。通常、事前に施工実験を行い、その充填率を確認することが要求されます。弊社では、充填率(接地面積率)の測定方法として、デジタルカメラにより試験体表面を撮影。その画像を空隙、接地部、その他に分類して色分でマーキングを施し充填率を集計します。

充填率の算出方法

充填率(%)=100- 

空隙画素数(px)


各エリア画素数(px)-控除部分の画素数(px)

 ×100

充填率の判定は、アイソレータ部領域で充填率の判定基準は 95%以上、それ以外の領域で充填率の判断基準を90%以上とする。

作業の様子

  • 全面積

    全面積
  • 空隙等マーキング

    空隙等マーキング
  • 充填箇所ヒストグラム

    充填箇所ヒストグラム

充填率の判定例

エリア
No.
ピクセル数 空隙率D=C/(A-B) 充填率 100-D
1/4面積
ボルト孔等
の控除部B
空隙面積
C
4分割
(%)
全体
(%)
4分割
(%)
合否 全体
(%)
合否
(1) 454,176 37,317 6,268 1.50 2.08 98.5 合格 97.9 合格
(2) 450,241 54,046 11,494 2.90 97.1 合格
(3) 450,237 38,110 4,465 1.08 98.9 合格
(4) 409,599 30,812 10,789 2.85 97.2 合格

研修
Training

当社では、工事監理会社や施工会社等の若手技術者を対象として、建設材料である鋼材とコンクリ-トの強度や変形特性を実験や講義で学び、構造物の安全性能を評価する基本事項を習得できる研修を行っています。コンクリ-トに関しての実験実習では、小グループで配合設計を行い、自分たちで小型ミキサ―を使用してコンクリートを製造して、フレッシュ状態から硬化後までの特性を体験。また、鋼材に関しては各種継手工法で作製された試験体を用いて外観検査、超音波探傷試験、引張試験も行います。

研修の様子

  • フレッシュコンクリート試験

    フレッシュコンクリート試験
  • 鉄筋ガス圧接部引張試験

    鉄筋ガス圧接部引張試験

技術者派遣(国内、海外)
Engineer dispatch

当社では、国内外における大型プロジェクトに関して、専門技術者が建設材料等の品質管理に係わる技術支援を行っています。

某石油精製工場における発泡モルタルの充填効果の評価実験風景

  • 技術者派遣(国内、海外)
  • 技術者派遣(国内、海外)
  • 技術者派遣(国内、海外)
  • 技術者派遣(国内、海外)
  • 技術者派遣(国内、海外)

杭の健全度試験
Pile Integrity Tests

杭の健全度試験は、Pile Integrity Tests と呼ばれ、場所打ち杭の施工後の品質管理(杭長、杭の断面形状の確認)を行うことを目的として考案されたものです。この試験方法は、杭の頭部をハンマーで軽打し、その波の応答を調べることにより、杭の健全度を判定するもので、特に、場所打ちコンクリート杭の施工管理等に使用されています。

調査内容

・杭の長さ測定
・杭の健全性(断面拡大・減少の有無)
・杭の欠損(亀裂・クラック等)

測定機器

  • Pile Dynamics社製(米国)PIT-X

    Pile Dynamics社製(米国)PIT-X
  • 模式的な測定波形

    模式的な測定波形

判定方法

データの評価は、計測した加速度を速度波形に変換(加速度波形を積分)し、その波形の反応から長さ、形状変化、損傷等を読み取る。その波形の乱れの有無により、健全度を評価する。

  • 良好(健全)な杭の場合

    良好(健全)な杭の場合

    先端からの明瞭な反射波が得られ、欠陥が認められない

  • 不良な杭の場合

    不良な杭の場合

    深刻な欠陥の兆候として、先端からの反射が全く得られてない
    (詳細な確認調査が必要)